物語を象徴する個性の一つ「ワン・フォー・オール」
巨悪であるオールフォーワンとよく対比される個性ですが、継承されてこその強さを持ちます。
今回は「ワンフォーオール(OFA)の継承者をまとめ、それぞれの個性や能力」に注目して独自に考察してみました。
ヒロアカのアニメ(1期~3期)をフルでイッキ見するサービス一覧を紹介
目次
ワン・フォー・オール(OFA)とは?
ワン・フォー・オールとはNo1ヒーロー・オールマイトの個性です。
具体的には「力をストックし、別の人間に譲渡する」ことのできる個性です。
つまり、託された人間の力がストックされ、また次の人間の力がストックされ…継承されるごとに力を増していく個性なのです。
オールマイトはワンフォーオールの継承者であり、そのパワーは「腕一本で天候を変えてしまう」「ジャンプで長距離を移動できる」など、圧倒的な身体能力を披露しています。
オールマイトは継承者としては8代目。
始まりの初代は巨悪・オール・フォー・ワンの弟でした。
無個性だと思われていた彼はAFOから無理やり「力をストックする」という個性を渡されます。
しかし、彼にはもともと「個性を与える」という個性が備わっており、それが交わりワンフォーオールの原点となります。
オールフォーワンを倒すため代々引き継がれた個性は8代目・オールマイトの手によって達成されます。
…しかしAFOは生存していたわけですが…
ワン・フォー・オールの継承者たち
ワンフォーオールを引き継いだのは主人公・緑谷出久。
未熟ながら個性を使い鳴らそうと精進している中、彼は歴代の継承者と思われる人物を意識の中で目撃します。
ワンフォーオールには歴代継承者の意思が残っておりそれが具現化したのではないか、と。
オールマイトを含め8名のイメージが見えたシーンですが、物語が進むにつれどんどん鮮明になっていきます。
ここではその歴代継承者たちをまとめてみました!
初代
初代ワンフォーオール。
オールフォーワンの弟であることが分かっています。彼の本名は「死柄木与一」。ワンフォーオールの個性に伴い「与える」という文字と初代である「一代目」が合わさった名前。
彼はか細い体で無個性…と思われていたのですが「個性を譲渡する個性」というものを持っていました。
オールフォーワンから「力をストックする個性」を与えられたことでその真価を発揮し
二つが混ざり合い現在の「ワンフォーオール」の原点となりました。
2代目~6代目
ワンフォーオールの2代目から6代目の計5名は一部ではありますがはっきりとした描写が描かれています。
ただし「誰が何代目」というのははっきりしていないので、2代目から6代目のいずれかであるということが分かっています。
歴代継承者たちの面影
ざっとこんな感じ。左上のもやもやしている奴はオールマイト、右下と下は7代目志村菜奈と初代オールフォーワン弟なので
残りの五名が2~6代目にあてはまります。
4代目 ???四ノ森避影
284話で4代目=ヴィランor生存している可能性が出てきました。
4代目は左目に二本の傷が入っている長身の男です。断定はできませんが、彼から個性を受け継いだのが5代目万縄であることが継承シーンで推察されます。
【ヒロアカ】284話ネタバレ感想。四代目は生存している?ワンフォーオールの謎
というのもワンフォーオールの継承ノート、他の継承者は死因まではっきりと書かれているのにもかかわらず、4代目だけ中途半端に終わっているという謎がありました。
爆豪はそれに気づき、オールマイトに問いかけるも「わからない 断定はできない」と不明な様子。
4代目のノートの部分を解析し、さらに深く考察してみました。⇓
4代目は「四ノ森避影」であることが明かされました。
彼のことをざっくりまとめると
・OFAの力を貯める番だと自覚し山奥で社会から逃げるように修行をつむ(18年間)
・死因は「老衰」 年齢は40代だと思われる
・個性は「危機感知」 自身に降りかかる危機を事前に知ることができる
・万縄いわく「俗世に嫌気がさして仙人みたいな生活していた変人」
・当時を「ひどい時代だった 私以外が変人だった」と語る
彼の左目にある傷は晩年受け継いだ個性によるものであると推測される。
個性の危機感知が発現する際は稲妻のようなエフェクトが可視化されているのがわかる。死柄木戦でデクは無意識にこの個性を操っていた。
⇨最新話で四代目の個性は「危機感知」であることが判明。
あらゆる危機を事前に感知することができ、自身に降りかかる悪意ある攻撃やヴィランの破壊行為などを察知できるというもの。
【ヒロアカ】295話感想 OFA4代目の個性発現 AFOの本当の狙いとは
5代目 万縄大悟郎(ばんじょうだいごろう)
個性:黒鞭の持ち主。スキンヘッドでがっちりした体格の持ち主。
A組vsB組戦で、デクが戦闘中に突如暴走、黒い鞭のようなものが手から伸び、つかんだりできる個性。
ワンフォーオールの意識の中でデクに語りかける姿は、大きな声でハキハキとした性格。
扱いなれていないデクに「しっかりしなさいよ!」と活を入れたりとちょっと熱血が入っている。
万縄は「これはいい個性さ」と語っている。どうやら持ち主の気も入っているようで、本人曰く他の個性は荒いものであるとにおわせる発言も残している。
彼の死に際は、頭から血を流しながらも必死に継承しようとする姿が映し出されている。AFOに個性を狙われそのまま亡くなったものと思われる。(個性は奪われず継承された)
継承者の中では比較的明るい性格であり、4代目・四ノ森を「変人」といじる様子もうかがえる。
6代目 煙(えん)
黒髪、タートルネックのようなコスチュームに身を纏う継承者。
タートルネックが長いためベストジーニストのように口元が見えないが、ハンサムな顔立ちが伺えます。
7代目・志村菜奈に個性を渡す際、右腕を欠損しており顔にはヒビが入っているのが確認できます。(OFAの副作用と思われる)
死に際に渡す描写は心なしか笑っているように思えます。このこともあり志村菜奈の夫である可能性も囁かれています。
彼も5代目と同様にAFOに個性を狙われましたが、個性は奪われず済みました。その際に死亡したと考えられています。
最新話にて六代目の個性=「煙幕」であることが確定しました。
個性「煙幕」。煙を自在に生み出すことで相手の視界を奪うことができる、カモフラージュに特化した個性です。
生み出せる煙の量は自身で調整できるが、あまり出力しすぎると自分自身の視界をも阻めてしまうため、使い方が難しいとされています。
7代目 志村菜奈(しむらなな)
オールマイトの師匠であり、死柄木弔の祖母。
オールマイトは彼女を「師匠」と呼んでおり、彼女からワンフォーオールを引き継ぎました。
かなり美人で、それはオールマイトもデクも認めています。
グラントリノとは旧友のような関係?だったのかもしれません。
彼女は物語上巨悪・オールフォーワンとも対峙しているので重要な人物と言えるでしょう。
また彼女の孫は死柄木弔、本人であります。AFOとの戦いに息子を巻き込まないように、と里子に出した結果、孫がAFOの弟子となってしまいました。
彼女の夫は殺されており、旦那は誰かは不明ですが一説ではOFA六代目の煙が候補として上がっています。
彼女の個性は「浮遊」。自在に空を飛ぶことができ、3次元での動きが可能となる個性。
対空での戦闘を可能にした貴重な個性です。
8代目 オールマイト・八木俊則(やぎとしのり)
平和の象徴!さらに向こうへ!Plus Ultra!
ワンフォーオールを無個性ながら引き継ぎ、巨悪・オールフォーワンと2度の対峙。
一度目は腹に風穴を開けられながらも勝利、2度目は譲渡後の弱体化した状態で勝利。
その風貌からアメコミのヒーローを体現していますね。
オールマイトは「継承者の面影のようなものを見たことがない」と言っています。
先代・志村菜奈と食い違っている所があり、彼もまた物語上重要な人物でしょう。
本名は八木俊典(やぎとしのり)、グラントリノからは「としのり」と名前で呼ばれており日本人であります。
彼自身はもともと無個性でありましたが類まれな才能によりOFAをなんなく使いこなすセンスの塊です。
無個性であるが故に「複数個性の所持であるOFAを持ちながらも長年にわたって活躍できた」ことも事実として知られております。
9代目 デク・緑谷出久(みどりやいずく)
本作の主人公。
ヒーローオタクだが無個性のためヒーローを諦めていたが、オールマイトより個性を譲渡。
ワンフォーオール9代目の継承者となりました。
現在彼の中にあるワンフォーオールの歴代継承者が語りかけるシーンが多くなってきています。
彼もオールマイト同様元は無個性です。無個性であるが故に「個性を受け入れる器が大きい」ため継承者たちが早死にしていた制約を受けないことが判明しております。
また、このご時世にデクのような正義感ある人間がある+無個性の人間が見つかる可能性が極めて低いためデクが最後のOFA継承者となる可能性も示唆されております。
継承者の個性を考察!
スキンヘッドの男・個性「黒鞭」
ここでは主に現在不明瞭である2代目から6代目の方々の個性の考察をしたいと思います。
まず原作で出てきたゴリゴリのスキンヘッドの男。
個性「黒鞭」
彼の個性は「黒鞭」。デクにも発現した個性です。
どうやら「物を掴む・捉える」と思った時に適した個性なので、セロテープの個性を持つ「瀬呂範太」と似ています。
自身から黒色の鞭を出し、物をとらえられる個性。
近距離から遠距離までカバーできそうな幅広い個性ですね。
ベストジーニストの師匠?黒髪の男⇨6代目・煙(えん)
次はこの方。継承者の中でも特徴的なコスチュームを身にまとっています。
そう、このコスチューム非常に「ベストジーニスト」に似ているんです。
ベストジーニストと似ている?
ジーニストのコスチュームもタートルネックのように首元が長く、口元が隠れるようなデザインです。
もしかすると彼は「ジーニストの師匠」である可能性があります。
ヒロアカは師匠や憧れの人のコスチュームを模倣することが多々あります。(デクや飯田、オールマイト、切島など)
そのためジーニストも師匠と似たようなコスチュームを選びデザインした可能性がありますね!
気になるのはこの方の個性。恰好から見てパワーでごり押しというよりは何か特殊な能力を駆使するタイプと見ました。
ジーニストと同じように「繊維などを操る個性」かもしれませんね!
⇨彼の個性は「煙幕」であることが判明しております。
左目に2本のキズを持つ男4代目「四ノ森避影」
彼は歴代継承者の中でも一番背丈の大きい人物だと見受けられます。
もやがかかったオールマイト(マッスルフォームではない)よりも大きく見えることがわかります。
また身長だけでなくガタイもよく、コスチュームもマントのようなものを身に付け、近距離戦闘に強みをもつタイプだとわかります。
彼の顔、左目には2本の傷(ペイント?)が入っていますね。これはペイントかな?耳郎ちゃんみたいな
以上私独自の予想では「移動補助に関する個性」だと思います。
ミリオのような「透過」の個性みたく自身を移動させることに強みを持つ個性です。
2020/10追記
彼の正体は4代目の継承者と推測されます。下記の記事でさらに深く考察しています。⇓
四代目の個性は「危機感知」であることがわかりました。継承者ノートにあるように「先読みの力」というのが伏線になっていたようです。
顔は見えないが髪型が特徴的な2人
最後の二人については顔が見えません。
現在わかっているのはそのフォルムのみです。
一人はツンツンタイプ、もう一人は髪を束ねているタイプです。
ツンツンタイプについては腕に何かしらの装備がついているのがわかります…
髪型といい小手といい、なんだかかっちゃんみたいな風貌…
勝手な予想ですが、彼の個性は「爆発」に関する個性だと思いますw
しかし、仮にそうだとしてデクが将来発現させたとすると、かっちゃんの立場はどこへやら…
もう一人は髪型が特徴的、NARUTOのシカマルのような風貌ですね。
もしかしたら女性である可能性も捨てきれませんが、横からの体格を見ると男っぽいですね。
耳にピアスをつけ、体にはアーマーのような凸凹したものを身に付けています。
6つの個性が発現する以上、ダダ被りは避けたいところなので「物質を変化させる」個性だと思います。
今まで自身の体から何かを生む個性でしたが、物を硬質化する個性なども出てきているのでその可能性もあるのではないかと思っています。
⇨三代目の個性は「発勁」であることが判明しました。
デクには6つの個性が発現?
最新刊である23巻でデクに将来6つの個性が発現することが示唆されています。
ワンフォーオールの継承者・5代目の発言です。
「これからお前には6つの個性が発現する」と
その発端として継承者の個性である「黒鞭」がデクにも発現しており、最初は制御できなかったものの戦闘中に克服し心操の攻撃を防いでいます。
継承者曰く「ワンフォーオールは受け継がれるたび変化を起こしている、成長中の個性」
であるみたいです。
要するに歴代の継承者たちの個性が混ざり合って進化している途中なんだとか。
オールマイトには超パワーの個性しか使っていなかったようなので、9代目にてようやく進化の発端を見せたということでしょうか。
以降デクには、歴代継承者の個性すべてが発現する予想がなされます。
デクに継承されるまでは8名の継承者がおり、オールマイトはもともと無個性だったため、ワンフォーオール+6名の個性=計7名分の個性が引き継がれるということですね。
現在ワンフォーオールを十分に扱えていないデクがどのように成長していくのか、これからのヒロアカの見所の一つといえるでしょう^^
ヒロアカ最新巻を無料で読む方法
ヒロアカ最新刊を手軽に無料で読む方法は「U-NEXT無料トライアル」に登録する事です!
①上記バナーをクリック
②登録内容を入力(3分で終わります!)
③U-NEXT600円分が無料でもらえる!
簡単に登録できて最新刊でも無料で読めちゃいます!
ご登録後、期間内に解約すれば月会費がかからず費用は0円で済ませられます!
漫画だけでなく映画も観れる、エンタメを楽しむならU-NEXTはお勧めです!
※2019年7月の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてお確かめください。
まとめ
ワンフォーオールの継承者たちは今までどのような戦い方をしていたのか非常に気になります。
無個性で平和の象徴にまでなったオールマイトは本当にすごい才能を持っていたのでしょう^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。