ヒロアカ5期アニメも絶好調。コロナ界隈で展示会が中止されるも人気は絶えず。
今回はヒロアカ本誌301話「火の不始末 前編」の感想を連ねていこうと思います。
301話 あらすじ
エンデヴァーと冷のなれそめ。
炎司は屋敷のような家に招待され、冷の両親と結婚の話をしている。
「次期No.1ヒーローと名高いエンデヴァー様からお声がけいただけるとは夢にも思いませんでした!」
冷の家族「氷叢家」はかつて名家であることが判明、家の為にもエンデヴァーに嫁ぐことを決意した冷。
個性婚であることも承知の上で承諾、二人はとくに仲睦まじいわけでもなく庭も無言で歩く。
冷はまるで「氷のような女」、昔一度だけ明かした「花が好き」というのもなれそめのころの発言だったようだ。
一方荼毘は最大火力を立て続けに出力したため腕の焦げ色がひどくなっている。
「何も感じねぇ」
腕の感覚がないことだろうが、家族に対しての言葉ともとれる。
「俺を見てくれ 地獄の底で」
家族に対して執着を見せる荼毘、目からは血が涙のように流れている。
かつてエンデヴァーの第一子として生まれた燈矢はいきなり個性の修行を禁止される。
燈矢は個性に関しては父の燃焼を強く受け継ぐも、体の耐性は母・冷の体質を強く受け継いでしまった。
結果、父以上の火力を宿しながら体が耐えられない、なんとも不憫な体質を持ってしまった。
医師からもデザインじみたことはやめておけ、と釘を刺されてしまう。
一方で同時期に活躍し始めたオールマイトがNo.1ヒーローとして濃厚、自分の劣等感を燈矢なら超えてくれる。
その期待も儚く消えていく…
父からの特訓禁止にいら立ちが募る燈矢、妹の冬美に悩みを打ち明けるもまともに取り合ってくれない。
孤立が進んでしまう燈矢。
冷は「燈矢はあなたが子供になにを求めているのかもう知っている」と炎司に伝えるも
「燈矢ではオールマイトを超えることはできない」と判断。
燃焼+氷結、そしてそれらに適合した完ぺきな体質を持つ子供でなければ、傑作ではない。
第3子、夏が生まれそれをみる燈矢の表情は自分の価値を見失っていくような表情。
次第に冷も諦めかけついに第4子「轟焦凍」が誕生する。
エンデヴァーの期待に満ちた顔、冷の達成感、そして燈矢の絶望の表情。
これが決定打。冬の山岳でひたすら修行を続ける燈矢。
やけどを負いながらも必死に励むのはただただ「家族に見てもらいたいだけ」。
学校の皆はヒーローになると、自分はエンデヴァーの息子だから諦められるはずがない。
ヒーローになれと火をつけたのはエンデヴァー、お前だ!父に手を上げる燈矢。この時すでに荼毘誕生のストーリーは始まっていた。
冷は過去の清算をしにきたと言わんばかりにエンデヴァーと対話する。
轟一家の馴れ初め
炎司と冷が個性婚をしたのは知っていましたが、冷の家柄まではわかりませんでした。
今回明らかになったのは冷の旧姓が「氷叢(ひむら)」ということ。
この一族はそれなりに地位が高い家柄らしい。それでもトップヒーローの卵の伴侶になれるというのは一家としてとても名誉なことらしい。
それほどにこの時代はヒーローという職業の地位が高かったことが伺えます。
冷に恋愛感情はなさそう。それに一家のために結婚するということを承知の上だったため、エンデヴァーのいう通り肝っ玉は据わっている様子。
最初は燈矢と冬美が生まれ家族として暖かい家庭だったのが、エンデヴァーの固執した考えが家庭に歪を生んでしまったいた様子。
話はそれるがエンデヴァーの出身の家はどんな感じだったのだろうか?
ヒーローになるものは家柄が名家であることなど関係ないから、案外一般的な家庭で生まれ育った普通の人間だったに違いない。
荼毘の悪意の根源
荼毘がなぜ家族に対してあそこまで恨んでいるのかなんとなくわかりますね。
長男であること、徐々に見放されていくこと、弟に自分を追い越されること、これらは燈矢にとって屈辱極まりないでしょう。
自分には可能性があるのにも関わらず、活かすチャンスすらもらえない。
ヒーローの息子なのだから、当然夢を諦められるわけがない。父以上の火力を宿しているからなおさらですね。
荼毘は血涙を流しながら「俺を見ていてくれ」と、エンデヴァーのセリフと似たようなことを言います。
要するに「お前らが捨てたおれはこんなにみじめだぜ!だけどお前らより強い!人も沢山殺した!見捨てたお前たちが作り上げたんだ、存分に後悔してくれ!」と家族に対して捨てられた自分の存在を見せつけることが根源にあるのでしょう。
しかしそれだけではあそこまで完全なヴィランになるのは難しいです。それを助長させたものがいますね。
やはり、山岳での事故。顎が焼け落ち全身の半分以上をやけどしながらも生き延びたのは必ずAFOが裏にいるとにらんでいます。
そこの回想は必ず語られてくるでしょう。今後に期待ですね。
次回
更新が遅れていますが、徐々に取り戻していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。