ヒロアカ315話「綺麗事」の感想を連ねていこうと思います。
前回はレディナガンの過去が明らかになり、オーバーホールを標的にかえデクを翻弄させようとして終わりました。
【ヒロアカ】314話感想 レディナガンの過去 囚人となった理由
今回はそろそろ決着が見れそうです。
315話あらすじ
デクを探しに行く前のレディナガンとオーバーホール。
ナガンは衣装部屋のようなところで自分が来ていく戦闘服を選んでいるようだ。この時すでにAFOから与えられたエアウォークを使い練習している。
「そのガキを知っている 俺の計画を阻んだ英雄症候群だ」
オーバーホールは先の戦いでデクと面識があるため、レディナガンは驚いた様子。元々何かに使えると思って引っ張り出したが、標的の確認用としても有益であることを確認する。
オーバーホールは自身を連れていく代わりに「親父に会わせてくれ」という条件をレディナガンに差し出す。それを見つめるレディナガン、哀愁漂う表情をしておりとてもAFOの手下とは思えない。
巨大化する銃身、オーバーホールは親父に会わせろとせがむもそれに対して銃弾を放つ。「どんな人間であれ 自分の過失で人が死ぬのは見逃せないだろ?」と治崎に狙いを定める。
デクはもちろん治崎を助ける。そこで彼は再び個性「発勁」を発動。この個性は一定動作を繰り返すことでその運動エネルギーを蓄積、放出することができる。
黒鞭による遠心力、OFA45%、そして発勁。これらの個性を複合することでデクはかつてオールマイトが弾丸よりも早く駆けつける姿を模した「擬似100%」の身体能力を使って、被弾する治崎を助ける。
あまりの速さにレディナガンは「ありえねぇ」とこぼす。それよりも「銃身を変えたときにはもう方向を変えていた」ことにデクの精神力を知る。
先ほどは複数個性のコントロールがままならないまま使用してしまったが今回は3つに絞ることでうまくコントロールできたようだ。
デクは黒鞭を使用して自身をパチンコ玉のように弾き飛ばし、片足分の発勁を発動しナガンへ追撃。擬似100%マンチェスタースマッシュをナガンの右腕に決め銃身を破壊することに成功。
敗北を悟りながらナガンの脳内には先程のデクの行動が蘇る。治崎を迷いなく助けた、敵であるにもかかわらずまるでそうすることが当然かのように動いた彼。
かつて自分もそういう精神を持っていたはずなのに、「綺麗事に吐き気を催すようになったのはいつからだったか?」自問自答するレディナガン。
エアウォークの効果も切れ地上へ落ちていくもその腕を引き上げたのはデク。
「治崎に打った弾丸が多少ずれていた、本当にあなたがAFOの手下ならそもそも初撃で僕の腰を撃ち抜いて終わりだったはず。」
「闇を知っているあなたならこれから照らす方向もわかるはず、僕らと一緒に戦って欲しい あなたの心はまだヒーローそのものだ」
敵なのに容赦なく助け、さらにナガンに救いを差し伸べるデク。あまりの精神力にナガンは「どんだけだよ」と思う。
「緑谷出久 お前は本も——-」
言いかけた直後、レディナガンの体が爆発。彼女は黒くこげ落ちてしまう。
彼女に与えた個性因子の中の意識からAFOが呼びかける。「心っていうのは流動的だ。契約不履行に備えた準備もしておいたよ」
自らを裏切るような行動をすれば部下を切り捨てる。AFOらしい行動だ。
「結局最後までいいように使われるだけ 呪うならその恵まれし個性を呪え 哀れなレディナガン」
AFOは彼女を利用しただけに過ぎない、悪の帝王らしい行動原理だ。
落ちゆくナガンを駆けつけたホークスが助ける。「死んじゃだめです先輩!」
次回へ続く。
3代目個性「発勁」
3代目の個性の詳細が明らかになりました。
名前は「発勁」、能力は「一定の動作を繰り返すことで、その部分に運動エネルギーを蓄積。自身のタイミングで放出することができる」というもの。
以前デクが屈伸を繰り返していたのは膝にエネルギーを溜めていたということですね。
OFAにつぐ身体能力の強化個性になります。今回デクは黒鞭、OFA、発勁を組み合わせることで弾丸のスピードを超える速さで移動しました。
かっちゃんが先の戦いで高速移動を思いついたのに、あっさりと超えていくデクさん。主人公ですね。
この個性のデメリットはやはり溜めにあるでしょう。スマブラでいうサムスやドンキーのためわざと一緒で事前に準備をしなければならないこと。また準備中は隙だらけなので6代目個性煙幕と併用しながら出ないと難しいかもしれません。
銃弾よりはやいオールマイト
ところでデクが言っていた「僕らなら誰でも知っている。銃弾よりも早く駆けつけるオールマイトの姿を」という発言。
ちなみに銃弾の速度は軽く音速を超えています。また銃身の長いライフルであれば比較的速度も上がります。
調べてみたところライフル弾は秒速1000〜1400m/s、つまりマッハ3〜5近くのスピードを出すみたいです。
オールマイトは軽く音速以上のスピードで移動し続けていた超人ということですね。
また今回のデクはレディナガンの銃弾に追いついていますから、マッハ5は出していないと間に合わないはず。しかも描写からするとマッハ5じゃ済まないかもしれません。
治崎に当たる直前までいなかったデクが、次のコマで現れているのでもしかすると殺せんせー波の速度を出していたかもしれないですね。
まとめ
レディナガンは更生の道を歩めそうですが、重傷者となってしまったことが悲しいです。
次回はホークスとの絡みが見れそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。