298話「崩れゆく音」の感想を連ねていこうと思います。
前回は戦闘が終わり、タルタロスにいたOFAが脱獄しました。
今回は事態の終着が気になるところです。
298話あらすじ
vs解放戦線同時刻、とある高層ビル、そこにはいるはずのない人物がヒーロー公安委員会を襲撃していた。
襲撃したのはデトラネット社長・リデストロ、トゥワイスの分身で襲ってきたのだ。表向きはサポートアイテムの共同開発というものだったが、その実デトラネットを監視するためのものだったという。
実質公安トップと思われる人物が怪我をしており、かつて仮免試験の監督役である目良の姿も見える。
我々が求めるのは秩序なき秩序。種は既に撒かれている…と言い残し溶けていく。
一方OFAは航空機を使い、各地の刑務所をさらに開放した。ここらにはオーバーホールの部下たちも収容されており、多くの犯罪者が解き放たれる。
かつてのヴィラン連合が集まるもスピナーは「ゲームの話とかよく合うんだよ…俺たちがついていくのはお前じゃない」とOFAに言う。
OFAはお構いなしに、僕が戻るまで守ってくれと言い残す。
一方ヒーローサイド、爆豪が目を覚ましA組たちに喜ばれる、轟は喉を火傷しているが無事な様子。
病院の外には今回の事態を取材しに来たマスコミで溢れる。
荼毘のビデオにより不信感が募るエンデヴァーは未だ昏睡状態。
グラントリノ、相澤先生は意識があるも重症の様子。
そんななかデクだけが唯一目を覚さない。爆豪は安静の体をものともせず病室に急発進。
デクのそばにはオールマイトが。フルカウル100%を連打したデクの体は今回ばかりはただではすまないのか。
次号へ続く。
リデストロの襲撃?
vs解放戦線同時刻、リデストロが公安委員会を襲撃していたことが明かされました。
なぜこのタイミングで?襲撃を仕掛けたのはリデストロなのか?
冷静に読んでみると公安委員会に「サポートアイテムの共同開発」という名目で呼ばれていたようですね。
公安側の狙いは「解放戦線襲撃時の指導者不在」でしょう。
スパイであるホークスから入った報告は主に死柄木以外のメンバーの詳細だと思われます。
少しでも戦力、統率力を削ぐためリデストロの二つの立場(デトラネット社長&解放戦線リーダー)を利用するという判断です。
しかしリデストロはこれを見破っていたのでしょう。万が一を考えトゥワイスの分身を送っていたのですね。
結果的にリデストロは確保できましたが、公安委員会への被害とホークスとの内通がほぼ明るみに出た以上、世間から解放戦線は正しい反乱をしたものたちと言う認識が高まるでしょう。
グラントリノが持っていたマント(スカーフ?)
内臓をやられた爆豪、死柄木にやられたグラントリノ、脚を切り落とした相澤先生、三名とも命に別条は無さそうです。
特に爆豪は目覚めた瞬間いつも通りなので、回復が早いのか、痩せ我慢なのか…いずれにせよ良かったです。
グラントリノは取り分け重症ですが意識はある様子、机の上にあるマントを見て「志村…」と言っています。
このマントは志村奈菜から受け継いだものでしょうか。アニメ版で確認するとグラントリノは黄色、志村奈菜は白色のマントを羽織っています。
マントを見つめ志村奈菜を思い出しているのでしょう。彼女が里子に出した息子の子供が悪の権化になり救えなかった哀愁が漂います。
志村奈菜を1番よく知るグラントリノが孫にやられたと考えると虚しいですね…
次回
次回からはヒーローたちの安否、そして現体制への市民の意見が顕著に出そうです。
しばらくAFOはお休み期間に入りそうですから、完全になった後再活動するまでの間、刑務所からの脱獄者たちが暴れる展開になるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。