今回はヒロアカのヒロイン、麗日お茶子について過去やプロフィール、これまでの活躍をまとめてみます。
お茶子がヒーローを志す理由、初期と現在までの個性の成長、クラスメイトとの関係性などを詳しく解説。
単行本では描かれていない彼女にまつわる話などを交えて書き連ねようと思います。
目次
麗日お茶子のプロフィール
名前 | 麗日お茶子(うららか おちゃこ) |
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ヒーロー名 | ウラビティ |
身長 | 156㎝ |
出身中学 | 露座柳(ろざりゅう)中学校 |
個性 | 無重力(グラビティ) |
非常に明るい性格の女性キャラ。
自身の手で触れた対象を無重力にすることができる個性。許容重量があり、超えると激しく酔ってしまう。
麗日いわく自分を無重力状態にすることは非常に負担が大きく、ここぞという時に使う必殺技であることも明かしている。
ヒーロー名は本名の「うららか」+「グラビティ」を合わせたもの。さらに細かく見ると麗+日+お【茶】子でウラビティ。作中でもかなり良いネーミングセンスである。
雄英入学編
入学試験
初登場は入学試験時。同じく受験しに来ていたデクと遭遇、こけそうになったところ個性で助ける。
実技試験においては、通常ロボは物理的な攻撃による破壊で戦闘不能などにしてポイントを稼ぐが、お茶子の場合個性の無重力をつかってロボットを浮かせることで、壊さず強制的に戦闘不能にすることでポイントを稼いでいた。
開始4分で既に28ポイントを獲得、3ポイントのロボットがメインだとしてもトータル10体は戦闘不能にしている様子。「触れるだけ」という比較的簡単な条件で発動するため、かなり強力な個性である。
0ポイントの巨大ロボ出現時には足場を取られ逃げ遅れたところをデクが目撃、デクは反射的に巨大ロボを吹っ飛ばす。お茶子は着地が出来なさそうなデクにビンタをして個性を発動、互いに助け合った形となった。
お茶子はレスキューポイントも加算され無事合格、1年A組の一員となる。
入学後の体力テストのソフトボール投げで記録∞を出した。飯田は当初お茶子のことを無限女子と呼んでいたことがある。
戦闘訓練
2on2の戦闘訓練ではデクとペアを組み、見事勝利している。しかし訓練中に気が抜けて敵役の飯田に見つかったりと甘いところもあった。
「即興彗星ホームラン」、マンションの破片を柱で振り抜き攻撃するというなかなかエグい技で決着をつける。
USJ
スペースヒーロー・13号の登場により災害現場で活躍する彼をお茶子が尊敬していることが分かる。
USJの襲撃の際、入り口付近に取り残されたメンバーの1人である。
黒霧によって脱出を封じられていたが、黒霧が全身霧ではなく実体があると見抜き、黒霧をタッチして無重力化することに成功。
これにより飯田を脱出させることとなり、オールマイトら教師陣を呼ぶことに成功する。
体育祭
体育祭が近づくと妙に気合が入ってくる描写があり、あまりに普段と違うので峰田に変な勘違いをされる。
ヒーローを志望する理由をデク、飯田に語り体育祭への本気度を見せた。
マラソン
第一種目は個性ありのマラソンであるが、序盤に使い過ぎてしまうと持たない為、マラソン自体は基本温存。
基礎身体能力が極めて高いわけではないが、結果として16位という好成績を残している。
騎馬戦
1000万ポイントを取ったデク、常闇、サポート科の発目と騎馬を組む。
避けられたデクに声をかけた際あまりに変な顔されたので、デクに対して「すごい不細工だよ!?」とつっこんでいる。
騎馬では馬役になるが個性で負担を軽くしており、発目のサポートもあって機動力をもたらす要因となっている。
結局上位で切り抜けることが出来、無事個人戦へと進出する。
個人戦
個人戦の前には峰田&上鳴の嘘によりチア姿になるも個人戦の相手が爆豪であることから、緊張を紛らわすためチアのひと時を楽しむ一面がある。
直前にデクにアドバイスをもらうが、自分の力で勝たなければ意味がないと言い、麗日の策で爆豪に挑む。
無意味な突進を繰り返し観客からも野次が飛ぶが、実は砂埃を利用し空中にコンクリの破片を集約、爆豪に対して集中落石させる策を練っていた。
攻撃は成功したかと思えたが、爆豪は一掃。それでも諦めず突進するが、力付き敗退。
ボロボロになりながらも突進していく様子は爆豪にとって油断ならない敵と認識されるようになった。
職場体験
体育祭の反省から自身に足りない戦闘力を鍛えるため、プロヒーロー・ガンヘッドのもとへ職場体験に行く。
職場体験を終えたお茶子は「とても有意義だったよ」と明らかにオーラが違う様子が伺えた。
この経験が後に窮地を切り抜ける経験となっている。
期末テスト
ヒーロー科の期末テストでは筆記と実技が行われる。
筆記に関してお茶子は前回クラス20人中13位と中間の成績、デクの「普通科目はなんとかなる」発言に引け目を感じる一面がある。
実技は青山とペアでvs13号。13号の個性ブラックホールでお茶子をうかつに近寄らせない、青山の個性を吸い込んでしまう、という個性の相性が悪い試験となった。
終盤、13号に距離を詰められ青山と必死に耐えるも、青山がお茶子の心を見透かしたようなセリフを言い、気が抜けたお茶子が偶然13号の隙を作り出しぎりぎりクリア。
赤点は免れるも、林間合宿で相澤先生から「お前らはギリギリ赤点を免れた」と釘をさされてしまう。
林間合宿編
林間合宿の準備に向けA組の面々でショッピングモールで買い物をする際、偶然にもデクと二人きりになってしまう。
青山の一言で敏感になったお茶子はその場から逃げてしまうが、気を取り直してデクのところへ戻ると、死柄木と遭遇してしまう。
死柄木が明らかに怪しいと感じた彼女は、恐れずもデクから離れるように言い、なんとか大事にならずにその場を収めた。
もう少し来るのが遅ければ、デクは死柄木の餌食になっていたかもしれないので、かなりファインプレー。肝っ玉が強い女子であることが再認識される。
個性伸ばし
個性伸ばしでは、ウォーターボール(遊具)のようなものに入りピクシーボブが形成した山から転がりながら個性を発動するという、通常でさえ酔ってしまうシチュエーションで訓練をしている。
三半規管を強くすること&酔いへの耐性を上げることで、限界重量を増やす試みである。アニメでは顔色が悪くなりつつも個性を使用して張り切っている。
襲撃・トガヒミコとの遭遇
合宿3日目の夜はクラス対抗肝試しが開催され、梅雨ちゃんとペアになる。
怖いものが平気な梅雨ちゃんとは対照に、苦手な様子。
そんななか急遽ヴィラン連合が奇襲をかけ、まだ肝試しの途中だった二人はトガヒミコと遭遇してしまう。
出会い頭に腕を切りつけられ、梅雨ちゃんが押さえつけられ劣勢に。
しかしお茶子はナイフを持ったトガちゃんに向かい、軽やかによけ腕を取り地面に押さえつける技を見せる。
本人はガンヘッドのもとで学んだ近接戦闘術を「ガンヘッドマーシャルアーツ」と呼んでいる。
しかし一瞬のスキからトガに血を取られてしまい、その場から逃げられてしまう。この血の採取が後々ストーリーに関わってくる。
林間合宿後
爆豪を攫われ、重症者も何人か出る中お茶子は軽傷で済むことができた。
切島が爆豪救出の筆頭となり、轟やデクを誘い救出に向かおうとする面々をみてお茶子は反対だった様子。
「爆豪くんきっと・・・みんなに助けられるの屈辱なんと違うかな・・・」
と厳しい一言を漏らしていることを明かす。
決して爆豪を見捨てるという発言ではなく、体育祭で手合わせした彼女だから分かる彼のプライドの高さと、厳しい言葉をかけてでも仲間を止めようとする仲間思いな一面を持っている。
部屋王
オールマイトの引退後、寮生活となったため寮へ引っ越し。お茶子はもともと一人暮らしなので新生活には困らなさそう。
彼女はとても節約家であり、単行本では度々お茶子流節約術が描かれている。それもかなりストイックなものである。
裕福な生活に慣れてない彼女が寮を始めてみた際「豪邸やないかい」と過剰に驚いている。
彼女の部屋自体もシンプルで、一人暮らしの時のテーブルと扇風機が持ち込まれており、自分でも「味気のない部屋でございます・・・」と自虐的につぶやいている。
爆豪救出に赴いた一向に対してショックを感じていた梅雨ちゃんを気遣い、部屋王の際には梅雨ちゃんの部屋をのぞかせないように配慮した。
その後も梅雨ちゃんと救出組の両方の仲裁役となり、お互いをフォローしている、心優しい一面が観れる。
仮免試験
コスチュームのアップグレードの際、デクと発目の掛け合いに焦りを隠せないお茶子。
訓練が増す中、寮での女子会で「最近無駄に心がざわつく」と言い、芦戸に恋心があることを見透かされ赤面してしまう。窓の外で訓練をしているデクを意識してしまうシーンが見られる。
一次試験
一次試験ではA組の集団戦に混じるも、はぐれてしまう。
その間デクはお茶子と再び遭遇することができるが、実は変身の個性をもつケミィであることがわかる(仮免試験後、本当の正体はトガであることが明かされる)。
その後お茶子(本物)は瀬呂とデクと遭遇し、デクの作戦により無事一次試験をくりぬける。
瀬呂はデクの作戦を無茶というが、お茶子は「信頼するだけの実績がある」とデクを信じて行動した。
デクはその前お茶子の変身を見抜けた理由として、お茶子の成長を知っているためであり、お互い信頼感が築けているようである。
二次試験
救助がメインの二次試験では、余裕のない必死な姿なデクをかっこいいと思い、自分もそのようになりたいと思っていることに気付く。
デクへの好意はあるものの、いったんこの気持ちはしまっておき自身の目標を見据えて行動する決意をする。
救助では先走りながらもヤオモモのサポートもあり、個性によって重い瓦礫を排除し救助に貢献している。
結果は無事合格。この後トガが林間合宿の際お茶子からとった血で変身し、ケミィに化けたことが明かされた。
死穢八斎會編
インターン先
インターン先は3年波動ねじれと同じ「リューキュウ」事務所。
同クラスの梅雨ちゃんも同じ事務所配属になりともに活動、ねじれのサポートに回り大型ヴィランをタッグで制圧している立派な戦力である。
リューキュウも二人の実力を認め、ナイトアイからのチームアップ要請にも参加させる見込みであることを明かす。
エリちゃん救出編
エリちゃん救出では敷地の外を担当。
リューキュウや梅雨ちゃんと一緒にヴィランの対処に当たった。
終盤、リューキュウがヴィランを地面にたたきつけそのまま突き破ったことで、オーバーホールやナイトアイらと偶然にも合流。
重傷を負ってしまったナイトアイの救助に向かい、個性で地上へ運ぶ重要な役割を果たしている。
ナイトアイは辛うじて息をしていたが、搬送先の病院で死亡してしまう。
お茶子はナイトアイを救助したにも関わらず命を救えなかったことを重く受け止めることとなる。
「あのときもっとやれることがあったんじゃないかって・・・私この手で抱えていたんです」
この経験をもとに「助けたい」という気持ちが強くなり、13号のように人を助けられるヒーロー像を強く描くようになった。
文化祭
耳郎が中心のバンドにおいてダンス舞台として参加することになる。
バンドのパフォーマンスでは観客にハイタッチをして個性を発動、観客自身を浮かせるというダイナミックな演出をした。
自身を浮かせながら観客や上鳴を浮かせていたため負担は相当あったようで、バンド終了後の片づけ時にはかなり具合が悪そうな顔をしている。
スイーツにはとことん目がなく、文化祭中もクレープを食べたり、後日ワイルドプッシーキャッツが訪問した際も遠慮せず肉球まんじゅうに食いついていてた。
vsB組
クラス対抗戦闘訓練ではデク、峰田、芦戸の4人でチームを組み、物真たちと対戦。
戦闘中、デクの個性が暴走してしまうも麗日が即座に心操に協力要請し、事なきを得る。
お茶子が人を助けることにこだわりをもっているのは彼女の過去に起因する。
彼女の家庭は決して裕福なものではなく、仕事で疲れ切っている両親を子供のころから見ていた。
そのこともあり人の喜ぶ顔が好きな彼女はヒーロー活動により助けられた人たちが笑顔になるのが好きで、人を助けることは彼女にとって当たり前のことだったと語っている。
「ヒーローが辛い時 誰がヒーローを守ってあげられるだろう」
雄英高校に来て必死で頑張るデクを見続けてきた彼女だからこそ感じたことであり、「自分がそうなりたい」という意思があったからこそ即座に助けに行けたのだろう。
ナイトアイを助けられなかった経験もあり、相澤先生からは「成長したな」と褒められている。
麗日の総合評価
個人の感覚でつけてみました!
個性の伸びしろが大きいように感じますね。
将来はサポートメインでありながら、戦闘要員にも期待できそうです。