年明けで2週間待たされたヒロアカ最新話296話「極々、地獄」の感想を連ねていこうと思います。
前回は死柄木の脱走が成功、オールフォーワンが体を乗っ取りハイエンド達を操って終わりました。
【ヒロアカ】295話感想 OFA4代目の個性発現 AFOの本当の狙いとは
今週は長かったvs解放戦線が終了、事態の回収に向かいます。
296話あらすじ
死柄木の体を乗っ取ったオールフォーワン、ヒーローから脱出を試みる。
戦闘で生き残ったヒーローたち(ピクシーボブ、マイク、ウォッシュ、13号の姿がみえる)が必死に止めようとするも、ニア・ハイエンド達をAFOが操った影響か、統率の取れた動きで取り逃がしてしまう。
解放戦線側は、mr.コンプレス、マキア、リ・デストロ、外典、トランペットなど中心幹部たちを含めた1万7千人弱を捉えるも、マキアの行進に便乗した132人を取り逃がす。
マキアの行進により街に多大なる被害を与え、ヒーローたちは市民の救助にあたる。
落石でつぶされそうになった子供たちを救助する梅雨ちゃんとお茶子。
お茶子はナイトアイを助けられなかった経験から「一人でも多く、手の届く範囲で助けるんだ!」と意気込み市民たちを救助する。
飛び交う悲鳴の中には「助けられることを当たり前とする叫び」も少なくない…
必死に救助に向かう中、一人のヒーローはつぶやく。
「やめよ これはもう ダメでしょ」
「転職先 探さなきゃ」
哀愁漂う彼の背中を悲し気な表情で見つめるお茶子。
街は見るからに崩壊、大勢の市民が被害を受けた。オールマイトという平和の象徴の不在、かつての彼がいればこんなことにはならなかったのでは?そんな市民たちの悲鳴が聞こえるようだ。
一方病院付近。
生徒たちに指示を出し、音信不通となっていたミッドナイト…彼女に群がるA組の芦戸、切島は大粒の涙を流し、八百万は落胆している。
傍らにはトレードマークであった奇抜なグラスが歪んで落ちている…ミッドナイトは雄英高校の生徒に思いを託し、散って逝ってしまった…
今回の戦いで判明しているヒーローサイドの犠牲者はミッドナイト、クラスト、マジェスティック、ネイティブなど…
前線で活躍していたヒーローたちは死柄木の目覚めにより死んでしまった。
…
世間では荼毘の動画が波紋を呼ぶ。
真偽はわからずとも、現No.1ヒーローがヒーローらしからぬ過去をもち、それはかつて平和の象徴と言われていたオールマイトとは程遠い。
市民が求めているのは「平和の象徴」。その役目をエンデヴァーは果たせそうにない…市民の目はヒーロー社会に疑いの目を向け始める。
「今度こそお終いかねぇ」 「海外に引っ越すか」
そんな声が飛び交う。オールマイトの後継者デク、No.1ヒーローエンデヴァーはぼろぼろの状態で横たわる。
…
死柄木の体を乗っ取ったオールフォーワンはタルタロスの中から自らのプランを語り始める。
「疲れ知らずの脳無たちよ 今から僕の本体を解き放つんだ」
本当の狙いは自身の復活。死柄木のことなど気にも留めていない…
ここからずーっとぼくのターンだ。
オールフォーワンの逆襲が始まるのか…
次号へ続く。
終戦。現在の状況
vs解放戦線が終了しました。
しかし、かなり残酷な結果となってしまいました。
◆ヒーローサイド現状
死者
・ミッドナイト(雄英高校教師)
・クラスト(No.5ヒーロー)
・マジェスティック(ヤオモモのインターン先)
・エクスレス(死柄木の蘇生後一番最初に犠牲になったヒーロー)
・ネイティブ(ステイン戦で救出したヒーロー)
…
生きていた!
・ピクシーボブ(おそらくワイプシ全員生存)
・13号(初素顔)
・ウォッシュ
・ミルコ(描写はないが、死亡明記されていない)
確保
・解放戦線1万6929にん確保(リデストロなど幹部含む)
・トゥワイスの殺害
・解放戦線のシンパ、各地拠点制圧
・132人を取り逃す
世論
・現状のヒーロー社会に不満を持つ人続出(荼毘の動画、今回の被害)
という感じでしょう。
オールマイトが引退してから半年以上は立ちますが、市民の心の支えはやはりヒーローだけでは収まらなかったようです。
かつてのような絶対的な象徴ではなく、さらに荼毘によるメッセージが大きな影響を与えてしまったでしょう。
ミッドナイトの死…
雄英高校の教師であったミッドナイト「香山睡」が死亡したことが確定してしまいました…
最後に言葉を交わしたのはヤオモモ。彼女が指揮を任され、実際その努力がマキアの確保につながりました。
ミッドナイトはヒーロー基礎学など積極的に参加しており、生徒の青臭い一面を見ては楽しんでいる姿がよく見られました。
また生徒からの人望も厚かったでしょう。クラス対抗戦の時など偏向実況のブラキンと対照的に平和なコメントを述べA組の面々から良く思われていました….
享年31歳(32歳?)、相澤先生、マイクらの先輩にあたる人物であるため彼らにとっても非常にショックな出来事となってしまいました。
まさか、こんな形で死んでしまうとは…
ヒーロー社会の崩壊 お茶子の感情
災害現場であるヒーローがこうつぶやきます。
「やめよ…これはもう…ダメでしょ」
このヒーローはおそらく
・ヒーロー社会に威厳を感じれる状況ではないため
・市民らが助けられることを「あたりまえ」と感じ、ヒーローに感謝しないことが多い(やりがいの喪失)
この2点を今回感じ取ってしまったのでしょう。
後者はヴィラン連合たちが良く言っていました。「対応が少し違っただけですぐ叩かれる なんのためのヒーローだ?」
荼毘の動画、そして今回の被害の大きさにより「ヒーロー=平和」という方程式は崩壊してしまいました。
これには当然No.1ヒーローの影響がかなり大きいです。
お茶子は転職宣言したヒーローと、自分が対称的な立場にいることを自覚してしまいます。
「とにかく助けるのがヒーロー!」という理想像であったのに対して、現職のヒーローが「助けもせず、保身を優先してしまう」現実を見てしまいショックを受けているでしょう。
彼女が進む道は「助けるヒーロー」、そこには市民からの感謝があってこそ。
ヒーロー社会の瓦解が招いてしまうのは、必ずしも助けるのは「ヒーローでなくても務まってしまう」ということ。
お茶子の理想像が達成できない環境が予想されてしまう将来、不安を感じた一面が描かれていると思います。
13号の素顔
13号の素顔、300話手前にしてようやく出ましたね!!!
実は13号は女性ということを知っている人も少ないと思います。
実は雄英白書(小説)で、彼女が飲み屋でヘルメットを脱いでお酒を飲んでるシーンが描かれてるんですよね。
しかし、絵として出てきたのはこれが初!!!
なかなか美人さんですね。
次回
ヒーロー社会への不満もそうですが、主人公のデクの容体がひとまず気になります。
オールマイトのフルパワーを何回も降り続けたので腕は復活するのか?怪しいです…
また精神をえぐられたエンデヴァー。九州の時とは違って、今度No.1として立ち直ることができるのか?
さらに動き出すオールフォーワン。彼の狙いは初めから自分のためだったんですね。
「彼はもう僕のてを離れた」とオールマイトにどや顔してましたが、あれウソだったのかな?
次回も2週間後なので気長に待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。