【ヒロアカ本誌】

【ヒロアカ】326話 「お前は誰だ」感想 オールマイトの憂鬱

ヒロアカ326話の感想、考察を連ねていこうと思います。

前回はお茶子の主張が終わり無事雄英高校への滞在を受け入れられたデク、その傍らでオールマイトが単独でどこかへ行ってしまい終わりました。

【ヒロアカ】325話 「つながるOFA」感想 市民の心が傾く瞬間ヒロアカ325話の感想を連ねていきます。 前回は麗日が未成年の主張をかまし、AFOの標的とされているデクの滞在を拒む市民へ訴えまし...

今回は単独行動に出たオールマイトに注目です。

グラウンドゼロに立ち寄るオールマイト

雨が降る中、愛車・エルクレスに乗り脱ヒーロー派の様子を見に行くとエクトプラズムに告げ、一人車を飛ばすオールマイト。

彼がついたのはかつてAFOを撃退した聖地・グラウンドゼロでした。

そこにはデクが落としたコスチュームの一部もあり、それを拾い上げ自身の像を見つめる。

像には「I AM NOT HERE」と書かれ、それに流されるようにオールマイトは「デクが辛い時何もしてやれなかった」とネガティブになるオールマイト。

また相澤から「生きているだけで背中を押されるものがいる」との言葉に疑念を持ち存在することが世間の足枷となっていると自嘲してしまう。

オールマイトにとってグラウンドゼロは引退試合とも等しい場所で、自分の生きた証とも言える場所でしょう。

今や市民からも拒絶されるように「私はここにいない」という看板を下げられてしまい、過去の栄光も汚されてしまっているのが痛々しいですね。

この「I AM NOT HERE」はオールマイトの代名詞「私が来た!」の皮肉として受け取っていいでしょう。市民、恐ろしや…

デクを支えると誓ったはずが、結果として何もできず助けたのはA組たち。自分が何のために存在するのか、わからなくなっているというシーンが描かれているようです

ステインの登場 面会の実現

ここで唐突にステインがオールマイトに刀を突き立てます。

一体どこで監視してたんだ?というくらいタイミングが良すぎますが、オールマイトのことを「取り消せ愚人」と一蹴します。

オールマイトは現役の時には全く姿を見せなかったのに、先延ばしにしていた面会がようやく実現したと言いますがステインは反応しない。

ステインはオールマイトの引退を知らないのだから無理もないが、彼はオールマイトに対して「お前はオールマイトじゃない 贋物め」と刀を下ろしません。

ステインにとってオールマイトとは平和の象徴であり、唯一無二の本物のヒーローであります。

ヒーローの志を失ってしまったオールマイトはもはやオールマイトではない、つまり今のお前は偽者であると喝を入れているシーンです。

オールマイトの原点

今までオールマイトがヒーローを志望した、OFAを受け継いだ動機は「世の中には柱がいないから自分がなって安心させる」というものでした。

これは志村菜奈がグラントリノに対して話していたことがあります。

今回で判明したのはオールマイトは「理不尽に奪われる日常が許せなく、無力でも動かずにはいられなかった」ということ。

無力。というのは彼自身無個性であり、約30年ほど前の時代でも個性を持つものが力を持つ情勢は変わらなかったわけで、現代のデクと状況は似ていますね。

無個性にもかかわらず、「動かずにはいられない」というのはデクにそっくりです。

当時無個性であったデクへの継承、このことはオールマイトが見込んだとはいえあまりに大胆な決断。そのことにナイトアイとも衝突するくらいでした。

デクに自分自身を重ねたことが継承することとなったに違いないですね。

神野の時に助けられた女性

AFOと神野で対峙した際、オールマイトの本当の姿が晒されてしまった時に瓦礫に埋まっていた女性が再登場しました。

彼女はあの時オールマイトに「助けて」と言い、ボロボロなオールマイトはAFOの攻撃を受け切りました。

像にかけてある看板を取り除き、丁寧に磨き上げる。ステインは「脱ヒーロー派による冒涜を日に一度浄化している」という。

彼女の行為は脱ヒーロー派が主流な中、かなり危険な行為でもあるにかかわらず、毎日行っているという。それはまさにオールマイトへの感謝に他ならないでしょう。

ステインは「オールマイトは笑って人々に身をささげる、その魂を人々は称えたのだ。それをお前如きがオールマイトを量るんじゃない、あの女を見てみろ」という。

オールマイトは現在引退こそしてしまったが、彼の残した魂が小さいながらも人々へ受け継がれそして進化しているのだと。

女性は「頑張ろう、がんばれっ」と像を磨き続け、その姿にオールマイトは涙してしまう。

オールマイトは虚無感に囚われていたが、このシーンで自身の生きる意味を再度感じ取ったのでしょう。

ステインからの差し入れ

ステインはオールマイトへ「タルタロスでの情報」を差し入れして、自分を殺しにこいと言い去っていきました。

タルタロスの情報とはどのようなものなのでしょうか?

ステインは「真の英雄ならばその情報を使え そしてこのステイン(ヒーロー殺し)を終わらせにこい」と言いました。

真の英雄とはかつてのオールマイトのこと。それは「いかなる時も笑って人々に身を捧げる」オールマイトという人間のこと。

つまり人々のために常に笑って助けるように行動しろ、と言っているように聞こえます。

最終的にステインを終わらせる=ステインを殺すことが「正しき社会のため」となります。

オールマイトがステインを殺すことが正しい社会のためであるならば、タルタロスでの情報はやはり囚人の具体的な情報/AFOの秘密などでしょうか。

しかしそれならばすでに刑務所が対応しているはず。となると、何かしら新たな秘密が隠されたものなんでしょうか

まとめ

ヒロアカもヴィランたちへの再戦の形が何となく見えてきました。

ステインはヒーローを闇雲に殺そうとする存在ではないこと、オールマイトがタルタロスの囚人たちを相手にすること、デクたちヒーローサイドと死柄木サイドの全面戦争。

ヒロアカはテンポが早いので今年中にそのフェーズまで入りそうですね…

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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