ヒロアカ304話「緑谷出久と八木俊典」の感想を連ねていこうと思います。
前回はトップヒーローたちが徒党を組み、OFAの秘密に感づくところで終わりました。
今回はいよいよOFAの更なる秘密に近づけるようですね。
304話あらすじ
目を覚さないデク。その傍らにはオールマイトが連れ添っている。
デクはOFAの意識の中に再度干渉することができ、前回まで朧げだった体も形作られている。
継承者は初代から八代目まで勢揃い。ただし二代目、三代目と見られる人物は背中を向けたまま。
「起きる前に話をしなければならねぇ」
四代目万縄が口火をきりそれぞれの継承者たちも話だす。
初代曰く「今から4ヶ月前、OFAの急速な成長に伴い、各継承者たちの意識がより鮮明になったため継承者同士がコミュニケーションを取れるようにまでなった」とのこと。
また「AFOの干渉によりその影響は強くなり、このような現状になっている」という。
継承者からの話が気になるデク。辛うじて口が少しだけ形成されている。
デクが死柄木との戦いで身につけた「危機感知」の個性の持ち主「四代目 」が話だす。
彼の名前は四ノ森避影(しのもりひかげ)、危機感知の個性は無理矢理引き出されてびっくりしたという。
万縄いわく四ノ森は仙人のような生活をする変人、山にこもって修行をする人生を送ってきた。
四ノ森の晩年は40歳、その死因は老衰だという。OFAの継承者でありながら敵に狙われたわけでもなく、単なる老衰。しかも40歳という若さ。
その原因は当時わからなかったが、オールマイトが調査した結果「OFAは普通の人間には扱えないため」という原因が指摘された。
四ノ森は「22歳でOFAを継承」「12年という期間はオールマイトに次いで2番目の長さ」「AFOに到底及ばないと判断し、山奥で修行をして力を培うことに時間をかけた」継承者であることが明かされる。
晩年、四ノ森の顔には2本の傷が入ったが当時は原因がわからなかった。しかしOFAという複数の個性所持が命を燃やしている、つまり寿命を費やすことがオールマイトにより判明。
この事実は他の継承者が四ノ森より継承期間が短いため、合点がいくことであった。しかし何故かオールマイトには当てはまらない。
オールマイトにあって、他の継承者にないもの。それは「オールマイトが無個性であること」だった。
AFOがOFAに干渉した際「個性因子に人の意識が刻まれいる」と遺した言葉。
この発言が本当ならばなぜ無個性であるオールマイト(個性因子を持たないもの)が「OFAの意識にいるのか?」という謎が残る。
推察されるのは
2〜7代目⇨「OFAがそれぞれの個性因子を取り込んだ」
何故なら元々個性を持っている人間ではOFAに適合する十分な器の空きがなかったため。それが四ノ森の寿命を縮めたように歪みを発生させる。
オールマイト⇨「OFAそのものに意識を宿した」
無個性だからこそOFAを余すことない器として機能し、40年間の保持、そして最高の適合者となった。
結論として「OFAは個性を持たざるものがその真価を引き出せる個性」であること。
オールマイトからデクに個性が渡ったのは運命的だった。
そして今後無個性というのは絶滅危惧種、かつヒーローイズムを持っている人間が現れない限り、譲渡はほぼ不可能。
現段階でOFAは真の力を引き出している、すでに個性持ちの人間が譲渡すると何が起こるかわからない。
デク自身、自分が最後の継承者だと理解した。そこへ7代目・志村菜奈が問う。
「君、死柄木弔を殺せるか?」
デクはなんと答えるのか?
次回へ続く。
四代目の人生
OFA四代目の名前、人生が明かされました。
本名は四ノ森避影、四代目であるため名前に数字が入っていますね。
【ヒロアカ】OFA4代目の正体を解き明かす。メモの解読から見える人物像
また彼は22歳の時に3代目からOFAを譲渡され、今の力ではAFOに敵わないと判断し山奥で修行を積んで力を蓄える人生を送ったようです。
彼の個性は危機感知ですから、山奥という静かな場所へ刺客がきたとしても回避できそうです。図体がデカイ割に逃げ足は一級品だと感じます。
そして晩年は12年後の40歳、その時に顔に2本の傷が入ったようです。
これがOFAの複数個性を所持する反動とも言えるのでしょう。器が収まりきれず歪みとして現れたもの。
この2本の傷は四ノ森特有のものでしょう。
危機感知の際、この個性は「いなずま」のようなエフェクトがかかることがわかっています。
四ノ森の顔に2本の「いなずま」のような傷が入ったのは、「個性が四ノ森自身に「老衰」を示唆する危機感知」を知らせたものだと考えられます。
彼はどのようにして5代目へ引き継いだのか…気になりますね。
OFAの秘密
OFAの秘密で新たに明らかになったことがあります。
・OFAという一つの大きな個性が、各継承者の個性因子を取り組んでいた
・OFAの継承者同士が密にコミュニケーションを取れるようになったのは「vsB組戦」から
・個性をすでに所持しているものではOFAの本来の器としては成り立たず、歪みが発生する(寿命が削れるなど)
・無個性の場合のみ、OFAの真価を引き出せるポテンシャルを持っていることになる
こんな感じです。これらが判明したことでデクが複数個性を扱えるようになったことに合点がいきますね。
さらに無個性のデクが受け継いだのは運命的であるということも素晴らしい。オールマイトの判断は全く間違っていなかったわけです。
ただ、その継承者問題でナイトアイと疎遠になってしまいましたが…
そしてAFOは2度OFAの奪取を試みて、2回とも失敗しています。その原因は
・OFAという力を受け入れる器が存在していないこと(扱えない)
でしょう。OFAに干渉できるようになったため一歩前進ということですね。死柄木の体を利用すればもしかしたら奪える可能性はあるかもしれません。
映画版「ヒーローズ:ライジング」で爆豪にOFAが渡った後、すんなりとデクの方に個性が戻っています。
この時から継承者たちが意図的に爆豪に一時的に力を貸し、その後デクの元へ戻ったという個性内部での操作があったのでしょう。
次回
死柄木を殺す決意を迫られるデクですが、7代目も自分の孫と知りながらなかなか痺れた質問です。
死柄木を「助けを求めているように見えた」と言ったデクを継承者たちも知っているからの質問なのかもしれません。
次回も楽しみですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。