ヒロアカの世界では総人口の約8割が何らかの特異体質であるというもの。
それらを「個性」と呼び、どのような個性が発現するかは遺伝によるものが大きい…
とても分かりやすいですが、個性の伝達に関して「個性特異点」や「第4世代」などのワードがちょいちょいでてきますね。
今回は「個性特異点」と「第4世代」の二つに注目して解説・考察をしていこうと思います。
この二つは何気なく出てきていますが、物語の中核を担う要素の一つと考えています。
個性特異点とは?
個性特異点とは世代を経て複雑に混ざり合い強くなっていく個性を制御するための身体が許容できない状態のことを指します。
ハード→身体、ソフト→個性と考えたとき、ソフトが大きく(強く)なりハードが対応できない状態
発光する赤子が初めての個性発現者であります。
個性は世代を経るにつれてその形・能力・性質すべてが複雑に混ざり合いよりアップグレードされていきます。
例として轟焦斗がわかりやすいでしょう。彼の父親・エンデヴァーは炎を操る燃焼の個性、母親・冷は氷を操る氷結の個性。
二人の個性が混ざり合い生まれたのが轟焦斗、個性・半冷半燃。燃焼と氷結を同時に有するわけですから、体への負担はさらに大きい事がわかります。
さらにもう一つ。爆豪と轟が参加した仮免補講の一つ「間瀬木小学校とのふれあい」で児童たちが見せた個性。
彼らは爆豪たちに個性で攻撃をしますが、その際プレゼントマイクが「俺らがこのくらいの時はこんな威力も扱えもしなかった」という風に児童たちの個性に驚愕しています。
ビンジンボールを操る個性の少年は爆豪が反応を遅らせてしまう(顔を掠めた)ほどのスピードと、それを10数個同時に操る能力を発揮しています。
これらからも個性は世代を経て混ざるだけで無く、より強力なものとなって引き継がれていく事が分かります。
より強力に引き継がれていく個性と、それを扱う身体のキャパシティが一致する点(状態)が個性特異点と呼ばれているのですね。
個性特異点はドクター「柄木球大」の研究
個性特異点という概念はドクターの研究によるものだと分かっています。
ドクターはデクの幼なじみ・ツバサくんのお爺さんであり、ヒロアカ第一話から登場しており、その正体は個性複数持ちの脳無の開発者であり、オールフォーワンのドクターとして暗躍していた人物です。
彼は表向きは医者でありとある病院の設立者でもあります。
個性特異点の概念は彼の研究であり、その話をまともに受け入れてくれたのはオールフォーワンただ一人だったようです。
柄木球大によると
世代を経るごとにまざり
より複雑に より曖昧に より強く
膨張していく”個性”容量(メモリ)の膨らむ速度に身体(ハードウェア)の進化が間に合わず
いずれコントロールを失うワシはその概念を”個性特異点”と呼んだ
第一話でも「昔ある研究結果が話題になってね、足の小指に第2関節があるかないかで新型かどうかの判別がつけられる」という発言をしており、昔から個性特異点の研究をしていた可能性が高いです。
個性特異点の概念は一般にも公開されており、仮免補習の際士傑高校の宍倉が「昔ある研究結果が話題になった、個性特異点という話」と語っているあたり特別秘密にされていたものではないようです。
個性特異点という概念はドクターが発案したもので、それを真面目に取り合ってくれず唯一オールフォーワンが理解者だったようです。
第4世代とは
個性特異点とセットで話されるのが第4世代の話。
ヒロアカの世界でいう第4世代はデクの母親・緑谷引子やエンデヴァーが該当します。第1世代が個性発現者たちが結婚したと考えれば、第1世代と第4世代は100歳前後離れているものと考えられます。
第1世代→中国で発光する赤子誕生。各地で個性が発現したものが結婚した代。おそらくオールフォーワンが個性社会を統一
第2世代→デクからみて曽祖父母にあたる人物。第3世代の両親が該当。このころから次世代に有利な個性を残すために結婚を決める「個性婚」が問題になる
第3世代→デクからみて祖父・祖母にあたる人物。リカバリーガール、グラントリノ、志村奈々が該当。
第4世代→デクたちの両親世代。エンデヴァーやオールマイトも該当する。ミッドナイト(31歳)も範囲内
第5世代→デクたち
ドクターの研究結果によると世代を経るにつれ人間使わない部分は退化していき、小指の第2関節があるものは旧型、つまり無個性である証拠である、というもの。
世界総人口の約8割が個性をもつ現代において、約2割は足の小指の第2関節がある旧型であるということですね。
またドクターは個性特異点と第4世代を結び付けこのような発言もしています
容量(メモリ)を身体(ハードウェア)に適応させなければ
人は立ち往かなくなる第4世代から既にその兆候は表れ始めていた
個性特異点による減少はすでに第4世代から現れ始めていたとのこと。
ヒロアカ第一話ではデクの母・引子に対し「失礼奥さんは第4世代ですね?”個性”のほうは…」と確認しています。
引子が第4世代であること=「個性特異点の影響が表れ始めている世代」=「小指の関節があるかないか?」
もしかすると個性特異点による影響・兆候の一つとして「足の小指の関節があるかないか」というものがあるのかもしれません。
デクは関節があったので旧型、つまり無個性、そして第5世代なのにも関わらず個性特異点の影響がでていない、ということなのかもしれないですね。
また個性特異点の影響を受けているであろう人物は一年A組「青山優雅」が挙げられます。
青山は奇行編でデクに対し「君の個性、体とあっていない」や「僕も昔からサポートアイテムをつけていなきゃ勝手に個性が出てしまう」という発言を残しています。
ソフト(メモリ)=個性の強化に対し、ハード身体が合っていない、正に個性特異点の現象を体現している人物の一人と言えましょう。
この研究結果が今後どのように響いていくのか…何かの伏線の可能性は大いにありますね。
個性特異点・第4世代のシーンを読む方法
個性特異点や第4世代のワードが出てきたのは主に単行本25巻ですね。
読む方法は二つ
1.単行本を買う
2.U-NEXTで無料で読む
1は言うまでもなく単行本を買って読むだけです。
私がお勧めするのは2「U-NEXTで無料で読む!」ですね。
その理由は
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個性特異点の真相に迫るシーンを無料で読めちゃうということですね^^
しかも違法ではなく、完全合法なところもお勧めの理由の一つです。
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まとめ
今回は個性特異点と第4世代について解説・考察してみました。
ドクター・柄木球大の研究は脳無の量産につながっていることがわかりますね。
この研究結果から今後ヒロアカの世界はどうなっていくのか?
見どころの一つだと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。